医師採用支援の経験を武器に、誰もが最適な医療を受けられる未来へと奮闘するRakusaiの願いとは

医療機関向け採用支援、医療人材紹介会社向けマッチング支援サービスを提供する「株式会社Rakusai」。競争が激化する医師採用市場において、医師を採用したい医療機関と日本全国の紹介会社、双方の抱える課題を解決し、より多くの良質なマッチングを実現するために奮闘するコンサルタントのお二人にお話を伺いました。

株式会社Rakusai
コンサルタント マネージャー
江上さん(左)

2012年エムステージ福岡支社に入社。メディカルヒューマンリソース(以降、MHR)事業部にて医師の求職を支援するキャリアプランナーを務める。2015年から東京本社にて定期非常勤のマネージャーとして従事し、2023年からRakusaiに転籍。

コンサルタント
添島さん(右)
2016年に新卒でエムステージに入社。MHR事業部にて医療機関の採用支援を担当し、2023年からRakusai に転籍。

――本日は、よろしくお願いします。まず最初にRakusaiとは、どのような事業をおこなっているのでしょうか

添島さん:Rakusai は「より良い医療の未来を、人材採用の効率化で実現する」をビジョンに掲げ、医療機関向け採用支援、医療人材紹介会社向けマッチング支援と現在2つのサービスを提供しています。
医師採用支援サービス『Rakusai RPO』は、医師採用に関わる業務を委託できる医療機関向けのアウトソーシングサービスです。医療人材紹介会社向けマッチング支援サービス『Rakusai JOB DATA』は、医師人材紹介事業運営における業務効率化を促進するサービスです。
これまでエムステージグループが蓄積してきた医師求人データ、医療機関とのリレーションを最大限に利用できるので、求人開拓の手間を大幅に削減することができます。
競争が激化している医師採用市場において、医療機関と紹介会社、双方の抱える課題を解決し、より良質なマッチングを実現しています。

――江上さんはエムステージ入社前は医師紹介会社の営業アシスタントをしていたそうですね!キャリアプランナーとして新たな分野に挑戦しようと思った理由を教えてください

江上さん:そうなんです!エムステージに入社前は営業アシスタントをしていました。最初は、今後もアシスタントとして経験を積んでいくか悩んでいましたが、フロントに立ち医師や病院と直接関わることのできるキャリアプランナーに魅力を感じ、新たな分野に挑戦しようと決意しました。入社した福岡支社では立ち上げのタイミングだったので、一から取引先の病院開拓や医師の面会までの業務を行っていました。そして福岡支社で丸2年経過した頃にグループ代表の杉田さんから「東京に来てみないか」と声をかけていただき、東京へ転勤しました。沢山の人の支えがあり、医療機関担当など様々なポジションを担当させてもらいました。良い意味で、地方と異なった雰囲気の東京本社で働かせてもらえていることに、本当に感謝しています。

――添島さんは新卒での入社。医療に関わる企業が数多くあるなかで、エムステージへの入社を決めた理由を聞かせてください

添島さん:元々、父がMR(Medical Representatives:医療情報担当者)なので、製薬会社や医療系には昔から興味がありました。
就職活動を始めた際に、医師と直接関わることができるエムステージの存在を知り、説明会に参加しました。新入社員第一期生であることに魅力を感じたと共に、若いうちから成長できる環境だと伺い入社を決めました。

――医師への求職支援を行うMHR事業部からRakusaiへ転籍。その時の心境を教えてください

添島さん:最初は戸惑いもありました。ですが、元々医療機関への採用支援をしていたので、求人に関する知識があったことや、新しいことに挑戦するのが昔から好きだったこともあり、Rakusaiの一人として頑張っていきたいと感じました。自分の適性を判断した上で新たなチャレンジをする機会を与えてくださったことに、とても感謝しています。

――2023年から本格的に始動したRakusai。お二人の業務内容を教えてください

江上さん:私たちは『Rakusai RPO』のコンサルタント業務を担当しています。
医師の採用代行業務では、本来、病院の担当者が担う業務を代わりに行います。例えば、求人情報の作成です。他の病院の条件をリサーチし、その情報を踏まえたうえで作成。求人情報だけでは伝わらない病院の魅力や詳細はPR資料として整理します。また、情報を発信する際は、メールマガジンや電話での連絡だけではなく、紹介会社への訪問も行い、面接に進んだ場合は同席もします。このように、初期の情報発信から面接までを総合的にサポートしています。

――MHR事業部での経験が活かされていると感じる時があるそうですね

添島さん:たくさんあります!医療機関の採用担当としての経験があるからこそ、求める人材の要件整理から求人広報、医師や取引業者との交渉まで、あらゆる手段を使って医師の採用活動を成功に導くことができています。

江上さん:MHR事業部にいた時に取得した医療経営士という資格での学びも、現在の業務に活かされています。診療報酬改定など、医療の専門的な知識があることで、ご案内する際にも説得力のある説明が可能になり、信頼関係を構築する要因につながります。また、今後の医師採用において、採用する医師が病院経営にどれほどの価値をもたらすか説明できれば、雇用者の理解が深まり、経営上のメリットをより具体的にイメージさせることができると思います。

――医療現場の課題解決に取り組むために第一線で活躍するRakusai。コンサルタントとして叶えたい目標はありますか

添島さん:第一の目標は医療機関の医師採用活動を成功に導くことではありますが、一番の理想は私たちが介入しなくても医師が自然に集まる環境をつくることです。だからこそ、私たちが行ってきたアプローチを参考に、医療機関自らが実装できるような環境をつくりあげていくことが、最終的な私の目標です。医師採用市場の活性化に貢献し、日本の医療に貢献していきたいと考えています。

江上さん:医療機関の採用代行のプロとして、全ての医療機関で成功を収められるようなコンサルタントになるのが目標です。医師の高齢化が進むなか、医療を途絶えさせないよう医療機関は日々奮闘しています。医師不足は今後の医療や私たちの生活においても深刻な問題です。これからの未来のために医療が存続するよう、コンサルタントとして結果を出していきたいと考えています。

――まさに、グループのビジョンである「持続可能な医療の未来のために」を体現していると思いました。お二人は仕事をおこなう上で、どのような瞬間にやりがいを感じますか

江上さん:やりがいはとてもシンプルで「ありがとう」と言ってもらえる瞬間です。病院や先生から感謝されることが一番嬉しいです。また「江上さんと契約を続けたい」と言っていただく機会もあり、信頼関係を築いてきたからこそだと感じています。

添島さん:医師の採用が無事に決まった時にやりがいを感じます。また、やりがいと同時に安堵感もありますね。医師の採用が成功することにより、地域の方々が適切な医療を受けられるようになる。そのような社会貢献につながる仕事ができていると実感したときに、やりがいを感じます。

――最後に、今後の目標や意気込みを教えてください

添島さん:任せてもらったからには、必ず結果を出せる人になりたいです。どの地域であっても疑問に答えられるようにしていくためには、知識を増やすことが大切なので、継続的に知識を取得していきたいです。 また、私たちの仕事は、患者さんと直接やり取りをするものではありません。それでも病院や医師に対して意義ある仕事を続けていくことで、これからも社会にいい影響を与え続けていけるように頑張りたいですね。

――組織のさらなる成長のために、マネージャーとしての目標はありますか

江上さん:目指すべき目標は「医療経営や医師の採用で悩んだらRakusai」と思っていただけるまで会社を有名にすることです。そのためには実績を積み、サービス終了後もお客さんにとって欠かせない存在になるべきです。時代の変化と共に医療の重要性がますます高まるなか、医師不足や赤字経営に苦しむ病院が多いのが現状です。チームのスキルアップを通じて、病院が抱える問題に対する解決策を提案できるよう、医療への貢献度をさらに高めていきたいと考えています。

――「誰もが最適な医療を受けられる未来へ」人材という切り口から病院の「経営」にアプローチしていくRakusaiの存在意義を感じました