医師の「年末年始の過ごし方」についてアンケートを実施

事業場向け産業保健支援、医療人材総合サービスを提供する株式会社エムステージ(東京都品川区、代表取締役:杉田雄二)は、エムステージが運営する『Dr.転職なび』『Dr.アルなび』の登録医師のうち536名に 「年末年始の過ごし方」に関するアンケート調査を実施しました。

調査背景

今年の年末年始は最大11日と大型連休になる方もいるなか、2024年4月に「働き方改革」が施行となる医師たちはどのような年末年始を過ごすのでしょうか。新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症対策に対する考えとあわせて調査しました。

調査結果のサマリー

〇年末年始の勤務について
5人に1人の医師が年末年始を職場で過ごす

〇忘年会・新年会について
・「開催されない」「開催される」ほぼ同じ割合に
・参加理由「同僚と親睦を深めたい
・参加するうえでの感染症対策 4割を超える医師が「気にならない」

〇年末年始の行動制限について
・約8割の医師が年末年始の制限「必要ない」
・特に気をつけたいこと「マスク着用」が最多

年末年始の勤務について

1. 5人に1人の医師が年末年始を職場で過ごす
今年の12月31日(大晦日)を職場で過ごす医師は23.3%、来年の1月1日(元旦)を職場で過ごす医師は20.5%となり、約2割の医師が今年の年末年始を職場で過ごす結果となりました。

また、年末年始の勤務やアルバイトで印象に残っているエピソードでは、お節料理や年越しそばなどのエピソードがあるなかで、多忙な2日間を過ごしている医師のエピソードも多くみられました。

年末年始の勤務やアルバイトで印象に残っているエピソード
・研修医時代は休みがなく、みんなで年越ししました。(30代/健診・ドック/勤務医[大学病院])

・他の病院が休みなので、慣れない科の対応が大変でした。(30代/一般内科/勤務医[大学病院])

・20代の頃の、救急病院一人日勤。昼食抜きで大晦日、元旦各60人ほど診察したことがありました。もうできません。(50代/循環器内科/勤務医[大学病院以外の病院])

・当直で昼もなしだったことがあります。つらかった。(40代/一般内科[訪問診療]/勤務医[診療所・クリニック])

・年越しの救急外来は毎年思い出があります。だいたいは大動脈解離など重症疾患が来て大変な思い出です。(30代/循環器内科/勤務医[大学病院以外の病院])

・1日24時間で50人以上対応したことがあります。(30代/呼吸器内科/勤務医[大学病院以外の病院])

・元旦よりも2日以降の方が救急患者さんが多かった印象があります。(50代/健診・ドック/勤務医[非常勤のみ、フリーランス])

・5泊6日寝当直で150万もらったことは、平成の良い時代でした。(50代/一般内科/開業医)

・おせちに感動。毎年楽しみにしています。60代/一般内科/勤務医[非常勤のみ、フリーランス])

・年末の当直に高い出前を頼んで、皆で食べたのがいい思い出です。(40代/糖尿病内科/勤務医[大学病院以外の病院])

・年末年始の当直は給与2倍だったので、独身のときは楽しみにしていました。(40代/一般内科/勤務医[非常勤のみ、フリーランス])

・お正月は給食が豪華です。(40代/一般内科/勤務医[大学病院以外の病院])

・大晦日に自分のデスクにカップ蕎麦が置いてあって、それが病院からの年越し蕎麦だったと知った時おもしろかった。(30代/一般内科[訪問診療]/勤務医[診療所・クリニック])

・年越しそばやお節料理が気持ちをホッコリさせます。(50代/一般内科/勤務医[大学病院以外の病院])

忘年会・新年会について

2. 「開催されない」「開催される」ほぼ同じ割合に
勤務先での忘年会や新年会に関して、44.2%の医師が「開催されない」42.7%の医師が「開催される」と回答。実施の有無はほぼ同じ割合という結果になりました。また、開催される予定と回答した医師の59.0%が「参加する予定」と回答。反対に、32.3%の医師が「参加しない予定」と回答しました。

3. 参加理由「同僚との親睦を深めたい」
「参加する予定」と回答した医師の参加理由として、「同僚との親睦を深めたい」(55)が最も多く、次いで「看護師やコメディカルとの親睦を深めたい」(45)、「上司(医師)との親睦を深めたい」(37)が続く結果となりました。回答のなかには「誘いを断りづらい」(29)というものもあり、21.5%の医師が断りづらいと感じていることがわかりました。

4. 参加するうえでの感染症対策 4割を超える医師が「気にならない」
忘年会や新年会に参加するうえで、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の対策が「全く気にならない」と回答した医師は16.3%「あまり気にならない」と回答した医師は26.7%となり、43.0%の医師が感染症の対策は「気にならない」という結果になりました。

年末年始の制限について

5. 約8割の医師が年末年始の制限「必要ない」
新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症を意識した年末年始の会食や行動に関する制限では、30.8%の医師が「全く必要ない」48.3%の医師が「あまり必要ない」と回答。約8割の医師が年末年始の制限は「必要ない」と感じている結果となりました。

6. 特に気をつけたいこと「マスク着用」が最多
年末年始の会食や行動に関する制限が「必要である」と回答した医師が、年末年始に特に気を付けたいこととして「マスクを着用する」という回答が27.7%で最も多い結果となりました。その他「不特定の人が多く集まる場所・人混みを避ける」は25.9%「手洗いうがいを徹底する」は18.8%「体調が悪いときは外出しない」は10.7%「手指の消毒をする」は8.9%という結果となりました。

アンケート調査概要

・「医師の年末年始」に関するアンケート
・調査対象:株式会社エムステージが運営する『Dr.転職なび』『Dr.アルなび』に登録する会員医師
・調査日:2023年12月5日~12月7日
・調査方法:webアンケート
・有効回答数:536
※引用・転載時には「株式会社エムステージ」とクレジットを明記下さい。

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